2013年11月26日火曜日

ドイツ帰国で思ったこと

ドイツへ帰ってきた.
ドイツ帰国と言うのかどうか迷うが,やはり「帰る」という表現が素直に出てきている時点で「帰国」になるのだろう.
生活の基盤が出来上がっているからこその「帰る」という表現になるんだろうなと考えている.

返ってきた初日に降雪+積雪があり,僕が雪を連れてきたような感じになっている.
本格的な冬がやってきたなという印象である.

さて,日本へ帰ったときは,日本に対してショックを受けることがあったのだが,ドイツへ戻ってきたら戻ってきたで,やはり日本とは異なることに目が行った.

それはドイツ帰国後最初に気付いたことだが,電車が出発するときに何も言わないことである.
日本であれば,電車がホームへ到着するとき,出発するとき,ともにアナウンスがあるが,ドイツではそれが無かった.

そこで改めて考えてみると,ドイツでは,個人と個人であれば温かみを感じることができるが,対複数人になった場合にとても冷たさ感じることがわかった.
テレビのあるチャンネルの放映が終了することを周知しないのも然り.

日本はどうかと言うと,対個人においても対複数においても,どんな批判が起こるかわからないので様々なケースに対応する必要があり,それが良くも悪くもマニュアル対応を促す結果となり,個々に対しては冷たさが,複数に対しては気配りが感じられるという結果になっているのではなかろうか.

色々考えてみたが,当然これは,これまで築き上げられてきた文化から生じた現象であって,それぞれ一長一短があり,どちらが良い・悪いという問題では無いのである.
こういうことを確認できる機会はそう無いことなので,やはり今回の経験はとてもありがたいことである.

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