2014年1月21日火曜日

イルカ漁の記事

http://edition.cnn.com/2014/01/20/world/asia/japan-dolphin-hunt/index.html?hpt=ias_c1#cnn-disqus-area

イルカ漁についての記事が,CNNニュースに上がっていた.
和歌山の太地町で古くからある伝統の漁だとかで,特に国としての制約は無くて(クジラはあるらしい),和歌山県は,毎年2,000頭のイルカを狩ることの許可を出しているんだとか.

なぜ,こんなことが世界の話題になるのかなとも思うけど,哺乳類=人間と一緒 と思って殺すことに抵抗があるからなのかなと,記事を読んでて何度も哺乳類の言葉が出てきたので思った.

ただもちろん,牛や豚なども同じ哺乳類なので,やってることは変わらない.
という意見もコメント欄にあった.
ただ違いは,かわいいかかわいくないか.とも言われていた.

犬や猫などのペットを殺すことに関しては,少し抵抗があるけれど,イルカは水族館で見るくらいで万人のペットと言うわけではないので,正直どうとも思わない.
ただ,この記事に掲載されているような,血に染まった海を見ると,少し残酷なようにも思える.

話は巡って,きっと牛や豚などを殺すときにも同じような光景は見られるはずで,それを見れば,誰だって残酷だなと思うはず.
それでも人間はそれを食べるのだから,昔からイルカを食べる文化があるなら,食べても当然だとは思う.

こういう考えさせられるけど,答えがなかなか出ない話は読んでて複雑な気持ちになる.

追記:
米在日大使のケネディさんは,
「アメリカ政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」
とツイッターで言ったそうです.

そもそもイルカに対して,非人道的という言葉が当てはまるのか,という議論もあるそうですが,

これに対して和歌山県の仁坂吉伸知事は
「食文化は国ごとに違っていて、相手の立場を認めるのがいいのではないか」
と述べ,漁への理解を求めたそうです.

さらに,
「太地町では自然の恵みに感謝する文化をずっと続けてきたということを、全体としてよく見てほしい.」
とも.

確かに,“伝統を守るため”と記事には出ていましたが,その言葉だけでは“悪しき伝統”のような感じがするけども,“自然の恵みを大切にする文化”と言われた方が納得できる.
食べ物の多くが廃棄される現代にあって,本当にそれが守られているのであれば,素晴らしい文化ではないでしょうか?

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