津波に関するテレビ番組がやっていて,日本のことが取りあげられている.
日本でやっているそれより,よっぽど現実をよく映していて,ドイツ語吹き替えの合間から少しだけ聞こえる日本語のインタビューは,心の奥から絞り出された声のように聞こえた.
日常を失ってしまった少年の話.
学校の友達を亡くした少女の話.
亡くなった子供たちに毎日子供たちのいない学校で祈りを捧げる先生.
行方不明になった子供を,毎日ショベルカーで地面を掘り起こしながら探す親の話.
遺体になって帰ってきた子供について語る親の話.
日本ではどうだろうか?
この番組の情報が少し古いからかもしれないけど,問題はまだまだあるのにも関わらず,少しでも希望を感じるような,明るい内容を報道することが多いような気もする.
「くさいものには蓋をする」
そういう言葉が,福島の重役の対応についてのインタビューの回答として挙がっていた.
この表現は大なり小なり,テレビでの報道にも現れているような気がした.
そんなに詳しいわけではないので,間違っていたらすいません.
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